電着塗料の自動補給を可能にする超音波NV測定装置
超音波NV測定装置は電着塗料中の固形分(NV)を測定する装置です。NV値が下限値に至った時点で自動的に塗料補給を行う仕様になっています。これにより管理コストの低下、及び連続的に安定した塗料補給を可能にする事が出来ます。
配管等に液体が流れている所で片側から超音波信号を発信し、反対側でその超音波信号を受信。超音波信号の減衰率で障害物の量を測定します。液体中の障害物が多い程(NV%が高い程)超音波信号が減衰する(弱くなる)という現象が測定の原理となります。この方式ですと安定してNV%の測定が可能となります(誤差±1%程度)。
項目 | 条件 |
---|---|
NV測定方式 | 超音波濃度計(減衰方式) |
寸法 | ユニット W500xD550XH2000 |
使用塗料 | カチオン・アニオン電着塗料 NV%測定精度 ±1% |
運転モード | 24時間/日 連続運転 NV値ロギング USBメモリーにデータ出力(CSVファイル) |
塗料循環量 | 10L/min 以下 |
停止 | 塗料系統配管を純水にて置換停止(短時間の場合は純水置換の必要無し) |
運転圧 | 0.1~0.25MPa(圧力変化によるNV値変動影響は無し) |
異常検知 | ① 各モーターバルブ故障時の異常検出 ② 電着槽液面上限異常検出 ③ シーケンサー異常検出 |