
電着塗膜品質の向上とランニングコストの低減に貢献します
カチオン電着塗装ラインで使用される隔膜電極の分野において、業界で初めて円筒型隔膜電極テクトロンを開発し30年以上にわたり納入しています。
従来製品・他社製品と比べ経時変化が少なく、電気抵抗が増加しにくい構造で5-8年と長期間安定して使用できます。
また塗料固形分に水溶性、または分散性を与えるために、樹脂にアミノ基やカルボン酸基を付加したあとこれらを酢酸やアミンの中和剤で中和しています。塗料固形分は塗膜形成に消費されますが、中和剤は浴塗料中に残り蓄積されていきますので抽出、除去し常に適正量に保つ必要があります。 隔膜電極テクトロンは被塗物の対極となると同時に、中和剤の除去を行うものです。





| 膜種 | PT-AN | PT-CA |
|---|---|---|
| 荷電性 | アニオン | カチオン |
| 電極種類 | SUS316 | SUS316 |
| 酸除去率 | 8~9μmol/C | |
| アミン除去率 | 8~9μmol/C | |
| 使用目的 | 酸除去 | アミン除去 |
| 寿命 | 5~8年 | 5~8年 |
| 電気抵抗 初期 | 0~10Ω・cm² | 0~10Ω・cm² |
| 電気抵抗 1年後 | 0.1~3KΩ・cm² | 0.1~3KΩ・cm² |
| 溶剤ロス 初期 | ほぼ0 | ほぼ0 |
| 溶剤ロス 1年後 | ほぼ0 | ほぼ0 |